自分て"イケてない"気がする。と思う人へ
どうも、川島はなぢです。
昨日までは書評のような記事を書いてきましたが、今日は僕がふと思ったことを書きます。
偉そうなタイトルになってしまいましたが、
過去の自分に言い聞かせたい、あるいは未来の自分が迷った時に見返したい、
そしてそれがついでに誰かの役に立てば幸い。
そんな内容です。
前回に引き続き、こんな人に読んでほしいです!
- 自分を好きになれない人
- 臆病な自分を変えたい人
- はじめの一歩が踏み出せない人
- 自分のことを、"イケてない"と思う人
こんなことを思ったのがきっかけでした。
「どんなダイエットをすれば痩せるか」より
「どうすればダイエットを続けられるか」
「どんな服装がオシャレか」より
「どうすればそれが似合う自分になれるか」
「こんな会話術が必要」より
「どうすればその会話術が身に付くか」
が知りたいんだよな~。と。
でもそういう本当に知りたいことは、どこにも書いてない。誰も教えてくれない。
結局それらは、挑戦し、失敗し、そこから教訓を得る。そういう経験の繰り返しからしか身に付けられない、そう思いました。
今までもわかってはいたけど直視していなかった、"自分のイケてなさの正体"を初めて捉えた気がしました。せっかく捉えたそれを、離してはいけないと思い、記事にすることを決めました。
挑戦しないこと。あるいはたまに挑戦して失敗すると辛い辛いとわめいて、次に生かそうとしないこと。そんな姿勢が僕を"イケてなく"させている
そう気づきました。
じゃあなんで、そんな姿勢になってしまうのか。それは
人の失敗を笑ってきたから。
人の揚げ足をとるような笑いばかり狙ってきたから。
(例えば夢を追って上京した友達を小バカにしたり、最近オシャレに目覚めた友達をディスったり。)
だから自分が失敗するのが怖くなるし、失敗したときは自分で自分を責める。人の失敗を笑えば簡単にキモチよくなれる。他人を否定することで自分を肯定するのは一番簡単で即効性がある。
( ちなみに、又吉直樹さんの 火花 でも登場人物が同じようなことを言っています火花 を是非読んでほしい理由(ネタバレなし) - 感動のおすそわけ)
どうしても死にたいくらい辛い時はそうやってトガって自分を守るのもいいかもしれない。
でもいつまでもそのままじゃ、何者にもなれず、どこにもたどり着けないまま、おわる。
ましてや僕は、
「自分だからこそできることをして、それで食っていきたい」
「やりたくないことはやらない」
などとぬかして会社を辞め、
小説を書いたりブログを始めたり将来本屋を開くことを目指したりしている人間。
自分の好きなことを極めたいくせに今までなかなか前に進めなったのは、
まぎれもなく、僕の心がイケてなかったから。
夢や目標を叶えていくために
人の挑戦、および失敗を、笑うのをやめる。
まずはそこからなんだと思いました。
ちなみに今僕が書いている小説は、
イケてない男のリアルな恋愛事情をテーマにしています。
賞に応募してダメだった場合はなにかしらの形で公開しますので、
その時は是非チェックして下さい(*´-`)
今日も最後まで読んでくれてありがとう。
↓川島はなぢのプロフィールはこちら↓
http://profile.hatena.ne.jp/hanazix/
内気な自分を好きになれない人に読んでほしい本があります
どうも、川島はなぢです。
前回の初投稿を読んでくださった方もそうでないかたも、今回この記事を訪れてくださりありがとうございます!
火花 を是非読んでほしい理由(ネタバレなし) - 感動のおすそわけ
今回はちょっとポエミーなタイトルになってしまいましたが、おすすめせずにはいられない一冊なので紹介させて下さいっ!
はっきり言って自己啓発本なんて腐るほど出版されていると思います。
ですが僕は初めて、ドンピシャで自分に合うと思える、まるで僕を知っている人が僕のために書いてくれたのかと錯覚するほどに素敵な一冊に出会えました。
それがこちらです↓
こんな人に読んでほしいっ!
- 自分を好きになれない人
- みんなが気にしないようなことでも深く考え込んでしまう人
- 一人は好きだけど独りは寂しい と思う人
- 仕事も恋愛も上手くいかない人
- 身の回りにいる内気な人と、上手く付き合えない(けど上手く付き合いたい!)人
この記事に出会い、そしてここまで読んで下さったあなたは、もしかすると自分のことを内気だと思っていたり、そんな自分を責めてしまった経験があるのかもしれません…(少なくとも僕はそうです)
でも、
よく自己嫌悪に陥ってしまうのも、
自分を好きになれないのも、
短所ではありません。
すべてはその人の特徴であって、長所として見るのか短所として見るのか。
ただそれだけのことなんです。
的なことを気付かせてくれる一冊です。
そしてあくまでも短所を必死に削るのではなく、
その特徴を、長所として生かすありったけの術が詰まっています!!!
ところで、この本では、人間を
「内向型人間」と「外向型人間」の二種類に分類しています。
あなたは、ストレスがたまって充電したいときにどうするか?
答えは2つあります。1つ目は「人と会って充電する」です。(中略) こういう人は「外向型人間」です。
2つ目の答えは「家にこもり、人と話をするのを避け、ひとりで充電する」です。(中略)これが典型的な「内向型人間」です。
そして筆者はその違いをこのように例えています
「外向型人間」と「内向型人間」のエネルギーを得る方法とその違いを明らかにするためには、両者を発電機と蓄電池に例えてみることです。「外向型人間」は風力発電機のようなものです。発電するために外部からの刺激を必要とします。そしてその刺激を利用して自らを動かします。つまり、風力発電機で言うところのタービンを「回し続け」ます。一方「内向型人間」は蓄電池のようなものです。「風のような外からの刺激」を必要ともしなければ、自分で動いたりもしません。ただ静かに電源から充電します。ただ、充電には時間がかかります。
ここまで読んで下さった方は、
自分がどちらに当てはまるのか、
あるいは「自分の身の回りのあの人は内向型だな」などと、考えているかもしれませんね(^-^)
そして往々にして内向型人間は、
自分を責めてしまいがち
だったりします。
ですがこの本では、
内向型人間の強みを以下のようにあげています。
- 慎重である
- 本質的なことを見いだす(故に真の深い友情を大切にする)
- 集中力がある
- 人の話を聞くことができる
- 落ち着いている
- 優れた分析力を持つ
- 自立している
- 辛抱強い
- 書くことが(話すことより)得意
- 人の気持ちがわかる
長所としてこんなに挙げられると、
急に「そんなに当てはまらないよ!」
と思うかもしれませんが大丈夫。
すべてが当てはまるのは極端な内向型人間だけで、多くの人が内向型と外向型の中間、あるいは少しどちらかに寄っているだけだったりすんですから!
そしてこの本はこのように情報を得るだけでなく、
あなたは先ほど挙げた中でどの強みが当てはまりますか?
その強みはどんな場面で生かされますか?
あなたが憧れるのはどんな人ですか?
などと、
読者と一緒に考えてくれるんです!
さらに読み進めていくと
パートナー探しやビジネスの場面など、
様々な状況における内向型人間のための戦略が目白押しです!
( こうすれば恋人ができる、こうすれば仕事で成功する
などと薄っぺらい方法論を押し付けてきたりせず、あくまでも読者自身に自分の長所を思い出させて背中を押してくれます )
とにかくブログには書ききれないほど内容の濃い一冊なので、
あとは特に僕が印象に残った言葉を挙げさせてください!
- 「外向型人間」が幅を利かせている自己中心的な世界に違和感を抱いているのは私だけじゃない
- (内向型人間は)大勢の人と中身の無い雑談をするのが苦手
- 自分の弱みを無くそうと努力するよりは強みを強化していくほうが自分のためになる
- 外向型人間は買った商品に不備があると店に直接クレームをつけたりします
- どういったことがあなたを喜ばせるのか、あなたにとって意味があるのか考えましょう。すると何をすればいいのか、どこに行けばあなたと同じ感覚をもつ人に出会うことができるかが見えてきます。
- 自分がしたくないことまでしないこと!
いかがだったでしょうか
会社や部活を辞めた時、出会いの場に足を運んだ時、その他もろもろ、集団生活をする上で「え、そんなに俺が悪いの?」「それだけが正解なの?」「みんなみたいになれない自分が悪いの?」とか思った経験、みなさんにもあるかもしれません。
そしてこれからもそんな思いをすることがあるかもしれません!
そんな時、部屋にこの本があれば、
何度でも読んでほしい!
この本を読んで充電してほしい!
そんな一冊でした!
まとめ
- 内気な人が自分を知り、そして好きになることができる本です
- 身の回りにいる内気な人の心の中を、少し知れる本です
- 筆者が「こういう場面ではこうであれ!」と押し付けてくることはありません。一緒に考えてくれます
(改めて…もう一度言います!)
こんな人に読んでほしいっ!
- 自分を好きになれない人
- みんなが気にしないようなことでも深く考え込んでしまう人
- 一人は好きだけど独りは寂しい と思う人
- 仕事も恋愛も上手くいかない人
- 身の回りにいる内気な人と、上手く付き合えない(けど上手く付き合いたい!)人
今日も最後まで読んでくれてありがとう。
火花 を是非読んでほしい理由(ネタバレなし)
はじめまして!
ブログど素人の川島はなぢです。
偶然にもなにかの縁でこのブログを訪れて下さり、ありがとうございますm(._.)m
(↓僕の簡単なプロフィールはこちら↓)
http://profile.hatena.ne.jp/hanazix/
記念すべき初めての投稿は、
お笑い芸人としても活躍する又吉直樹さんの
火花
こちらをおすすめしたいと思います。
お笑い芸人が書いて芥川賞を受賞した小説であること、また映画化が決まったこともあって普段小説をあまり読まない方からも関心があるかもしれません。
僕がそんな 火花 をおすすめしたいと思った一番の理由
それはずばり、感情移入しやすい小説だからです(^-^)/
裏表紙のあらすじをそのまま引用させて頂くと、こんな話です。
売れない芸人の徳永は、天才肌の先輩芸人・神谷と出会い、師と仰ぐ。神谷の伝記を書くことを乞(こ)われ、共に過ごす時間が増えるが、やがて二人は別の道を歩むことになる。笑いとはなにか、人間とはなにかを描ききったデビュー小説。
主人公は売れない若手芸人です。
そして読み進めていくとわかりますが、主人公の設定は著者の又吉直樹さんの特徴をそのまま採用している所が随所に見られます。
にも関わらず感情移入しやすいのは、芥川賞作家、又吉直樹さんのスキルによるものでしょう。細かい情景描写に、すんなりと引き込まれます。
これだけはネタバレ気味な発言にはなりますが、この小説のあらすじにはどんでん返し的な要素はありません。
にも関わらず読者を惹き付けてはなさないのは、主人公徳永やその師匠の神谷、そしてそれをとりまく登場人物のそれぞれの生き様がリアルに描写されているからだと思います。
特に売れない芸人とそれを住まわせている女性との関係性からは目が離せません…
ところで
このブログを読んで下さっているみなさんは、何かやりたいこと、夢や目標はありますか?
あるいは、ありましたか?
あるいは、これから見つけますか?
夢を追っている人も軌道修正した人も諦めた人もこれから見つける人も、
どんな風に生きればいいのか迷う時ってきっとあると思います。僕もあります。
自分のやりたいことと、世間から需要のあること。自分のやりたいことと、生きていくためにしなければいけないこと。それでも自分を貫くこと、貫かずに適応していくこと、その両方の難しさ。そもそもその貫くべき自分とは何者なのか。
などなど、自分なりに前向きに生きようとするすべての人の悩み。そんな事について改めて考えさせてくれる小説、それが火花です。
そしてそれらについて、筆者がなにかしらの答えを提示してくるのではなく、あくまでもすべての読書に、考えさせてくれる。そのきっかけをくれる。そんな暖かみがある物語です。
あと言えることは、芸人さんが書いた芸人さんの物語というだけあって、登場人物同士の会話などには笑わされます(笑)
電車の中で読むとニヤついてしまう危険性は高めです(笑)
まとめ
- 共感しやすくて読みやすい小説なので、普段あまり読書をしない人にもおすすめ
- 登場人物たちのそれぞれのリアルな生きざまに注目
- 夢を追いかける登場人物を通して、大切なことはなにか考えさせてくれる
こんな人に読んでほしいっ!
- 夢がある人、あるいはこれから見つけたい人
- 自分と周囲とのなにかしらの違いに悩んでいる人
- 周囲に合わせることに疲れた人
- お笑いが好きな人
- 小学生の頃ムードメーカーだった人、あるいはそんな友達に密かに憧れた人
- 劇場版の火花を見に行こうと思っている人
って感じです!
最後まで読んでくれて
ありがとう(^-^)